ヒメノイSoa/石塚酒造

Z世代酒匠がおすすめする
「今週の注目の一本」は
ヒメノイSoa/石塚酒造(新潟)です。

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「酸」を意味する英単語「Sour」が「ソア」に聞こえることから名づけられた”ヒメノイSoa”。
名前の通り蜂蜜レモンのような甘く爽やかな酸味が特徴的です。
しっかり冷やしても、軽く温めても美味しくいただける一本です。
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商品紹介
・商品名:ヒメノイSoa ソアおりがらみ生
・酒蔵名:石塚酒造株式会社(新潟県柏崎市)
・原料米:五百万石、もち米
・精米歩合:65%
・アルコール度数:15.5度
・参考価格(税込):1,870円(720ml)
・その他:石塚酒造の代表銘柄「姫の井」を現代に合わせてアレンジした「ヒメノイ」シリーズのお酒です。

ヒメノイSoaの製法について
ヒメノイSoaは“もち米四段仕込み”という製法で造られています。3回に分けて蒸した米や麹、水をタンクに投入してアルコール発酵を進めるのが、通常の三段仕込み。“四段仕込み”とは三段仕込みの後、さらに蒸米を加えることで糖の供給源を増やし、甘味を引き出す製法です。

石塚酒造では、”四段仕込み”の際に酒米ではなくもち米を使用することで、コクと旨味の強い「濃醇辛口」な味わいに仕上げているそうです。
そのほか、ヒメノイSoaでは白麹を使用し、酒母も白麹酒母で仕込んでいます。白麹は焼酎で使われることの多い麹菌で、レモンの酸味で知られるクエン酸を多く出します。

酒母づくりでは酵母を雑菌から守るため、人工的に作られた醸造用乳酸を添加することが一般的ですが、白麹酒母では乳酸を添加せず白麹がつくるクエン酸によって雑菌を抑制します。「酒造りに関わる全てを微生物によるものでつくりあげたい」との思いから、この方法を採用しているそうです。

香りと味わいの特徴
外観は、うっすらと滓がかかったごく淡い黄色。
ライチのような上品な甘味を思わせるフルーティーな香りが立ち、口に含むと蜂蜜レモンのような優しい酸味と甘味が広がります。白麹を前面に打ち出したお酒に多い、しっかりした酸味に比べるとかなり穏やかで、白麹が初めての方にも飲みやすい印象です。

後半にはわずかな苦味を伴った芳醇な旨味が続き、飲み口は軽快ながらも全体的な印象ではボディ感のある不思議なお酒です。
「温めてホットレモネードのような味わいになるお酒を目指して造りました」とラベルにある通り、通常は冷やした方が清涼に感じられるクエン酸ですが、軽く温めることでよりレモン感が増すように感じられます。それと同時に米の旨味もさらにふくよかに感じられ、芳醇な味わいが楽しめます。

おすすめの楽しみ方
<温度帯>
優しい甘味と酸味を楽しみたい方は冷やして、しっかりとレモン感を楽しみたい方は温めて飲むのがおすすめです。

<酒器>
フルーティーな香りを引き出しつつ、うっすらと滓がかかった見た目を楽しめるワイングラスがおすすめ。

<料理>
白麹由来の柑橘系の酸味を活かすには、同じく柑橘やハーブを使ったサラダやカルパッチョがおすすめ。トマトを使った煮込み料理やパスタも酸味が同調し、好相性です。唐揚げにレモンを絞るように、酸味には脂っこさをリセットしてくれる作用もあるため、揚げ物料理ともよく合います。

Z世代酒匠ライター kanane_sake

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この記事を書いた人

新潟県在住のライター/編集者。酒匠。日本酒にハマったきっかけは、大学生の頃に飲んだ「新政」。次第に、地域や酒蔵によって全く違う、日本酒の味わいの多様さに惹かれていきました。新潟県内を中心に酒蔵の取材や、おすすめの日本酒紹介コラムの執筆を行っています。

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