LIBROM カカオ/LIBROM Craft Sake Brewery

画像出典:LIBROM WEBサイト

Z世代唎酒師がおすすめする「今週の注目の一本」は
LIBROM カカオ
LIBROM Craft Sake Brewery(福岡県福岡市)です。

商品名:LIBROM カカオ
酒蔵名:LIBROM Craft Sake Brewery(福岡県福岡市)
精米歩合:92%
アルコール度数:13度
参考価格(税込):3200円

その他:福岡県内のチョコレート工房とコラボし、ベースの清酒に副原料としてカカオニブとカカオハスクを加えて作られています。酒税法上の分類では「清酒」ではなく「その他醸造酒」に分類される、いわゆる「クラフト酒」と呼ばれるジャンルです。
チョコレートの主原料となるカカオニブ(カカオ豆の胚乳部分)だけでなく、通常は捨てられてしまうカカオハスク(カカオ豆の皮部分)も利用したまさに”丸ごとカカオを感じる”お酒です。

「日本酒文化をもっと身近に」をコンセプトに、福岡の市街地でお酒造りを行うLIBROM Craft Sake Brewery。
新潟県の名蔵・阿部酒造で修行をした若き杜氏が福岡の原料に拘って仕込むクラフト酒は毎回わくわくするような副原料の組み合わせで、自由なお酒の世界を教えてくれます。
毎日頑張っている自分へのご褒美として、ゆったりとした時間と一緒に楽しみたい”大人のチョコレート”を表現した一本です。

唎酒師による香りと味わいの特徴
外観は洋酒のような淡い黄金色で、500mlボトルのコロンとしたサイズ感やスタイリッシュなラベルデザインも相まってモダンで可愛らしい雰囲気です。
開栓すると、すっきりとした日本酒らしい香りの中に焙煎された豆のようなカカオの香ばしさが混じります。
固形物や酵母、色素を除去する「濾過」、低温殺菌をすることで酵素の働きを止める「火入れ」、アルコール度数を調節するために水を加える「割水」の過程を行わない無濾過生原酒のため、やや薄く濁った色味に加えて、開けたてはしゅわっとした微発泡感を楽しめます。
ボトルの底に滓と呼ばれる米粒や麹などの固形物が溜まっているのもこのお酒の特徴です。まずは滓を絡めない状態で一口。
口に含むと、輪郭のはっきりしたシャープな酸味に続いてビターチョコレートのような苦みとコクが口の中いっぱいに広がります。甘いチョコレートというよりは煎った豆のような風味が強いカカオ感です。
次に、ボトルを静かに反転させ滓を絡めると、華やかでフルーティーな香りが前面に出てくるとともに、軽やかながらもふくらみのある甘味がよく感じられるようになります。

唎酒師がおすすめする楽しみ方
<温度帯>
温めると酸味や甘味がぼやけ、カカオの香りが立ちにくくなってしまいます。冷蔵庫でよく冷やしてすっきりと飲むのがおすすめです。
<酒器>
綺麗な黄金色と香ばしいカカオの香りを活かすには透明のワイングラスが向いています。
<合わせる料理>
ガトーショコラ、生チョコレートなどチョコレートを使ったスイーツとはもちろん相性抜群。また、軽やかでフルーティーな酸味はフレッシュフルーツとも好相性を示します。

【参考】新訂 日本酒の基

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この記事を書いた人

新潟県在住のライター/編集者。酒匠。日本酒にハマったきっかけは、大学生の頃に飲んだ「新政」。次第に、地域や酒蔵によって全く違う、日本酒の味わいの多様さに惹かれていきました。新潟県内を中心に酒蔵の取材や、おすすめの日本酒紹介コラムの執筆を行っています。

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